ご報告
川崎市議会議員 三浦恵美
3月18日の議会での突然の行動に関係各位をお騒がせしていることについて心よりお詫び申し上げます。
今回の行動は、私の政治信念に基づいたものであり、それぞれの項目に従い、説明させていただきます。
- 万博意見書案について意見書案に賛成した理由は、現在の手法よりも、分散開催や開催延期の方が、能登の復旧・復興に影響を与えない上、万博の成功に導けると考えたからです。
維新が推進する万博ではありますが、この意見書は万博を中止するものではなく、成功につなげるためのものであり、万博推進の考えが変わったわけではありません。
会派の決定に従わなかったのは、会派内でも、この意見書は正しいという意見はありましたが、とりあえず党に従うという主張が多数を占めました。団会議での議論も多数意見を総意とするという全体主義が実情で、その点については非常に残念です。迷っていましたが、当日の提案説明を聞いて改めて賛成だと思いました。
- 決議案について決議案に賛成した理由は、外国人参政権反対は維新の党是（とうぜ）です。決議という手法に至るには、これまでの市議会における当局側の多文化共生社会推進指針の文言修正に応じない姿勢、先日の文教委員会での「地方参政権は望ましい」という市民文化局長答弁は前例のないもので、外国人参政推進都市と勘違いされては困ります。主権にかかわる問題ゆえに決議という手法しかないと私は考えました。
会派の決定に従わなかったのは、団会議では、決議案に賛成すると決まりました。その後、県議は、自民党の採決態度次第で、足並みを合わせたほうが良いと意見を述べ、国会議員は、自民党との歩調を考えた方が良いのではと意見を述べました。
そして、「自民党から一緒に退席しようと言われたから、退席しよう」と団長が言い始めたことで、最初は、維新の方針に合致した「賛成」する決断をしたにもかかわらず自民党に同調して、「反対討論」をして退席することに、あとから決まってしまいました。そもそも維新の基本方針として、政策に対して是々非々で判断していくというのがあります。これにならえば、この決議案は賛成とすべきところ、その他の要因、外部の圧力によって基本方針が守られなかったことに対して非常に憤りを感じます。
政治家として、このような覚悟のない決断はありえないと思ったので会派の決定には従いませんでした。 - 会派・党派について造反行為についてどのように考えるかについて、当然、私自身の政治信念に基づいて決断しましたが、これまでの維新の政策や主張に反するものではありません。
また、決議案については自民党に言われて退席決定するのは、党の基本姿勢にかかわる問題です。今後はどのように考えるかについて、
市議会議員が維新の政策に基づいて行った決定について、国会議員や県会議員が口をはさんできて、団会議決定が覆る、主権に関わる外国人参政権に強い姿勢で反対できない上で、自民党の顔色を見るという状況は、維新の結党精神に反するので、離党、離団をしたいと思っております。
以 上
プロフィール
